悩ましい、紙の選択

15年ほど同人活動をしている私ですが、あまり本文の用紙について、考えていませんでした。

なぜなら「上質紙90キロ」があれば、何も要らないと思っていたからです。

真っ白でツルツル、厚くしっかりした、まさに上質紙。

漫画でも小説でも、くっきりキレイに印刷されるし……。

他の紙なんて、使わなくて良いとずっと思っていました。

それが変わったのは、去年100ページの、少し厚い個人誌を発行してからです。

本文用紙が重いせいか、一部の本で開き癖がつくという問題が……!

せっかく作っても、そんな状態の本を領布する訳にはいきません。

一体、なぜなのか。

友人に訊いたら、紙のせいでは?

と言われて、目からウロコでした。

確かに!

薄い本ならまだしも、厚い本には向かないのかも。

また厚い本を出す予定があったので、他の人の本の用紙を観察するようにしました。

そうすると、今まで気にしていなかったけれど、意外とフカフカした手触りの紙が多いことに気付きました。

見た目はキレイな白だけど、柔らかくて軽い。

特にアンソロジーなど、100ページ越えの本は……相当な重さになってしまいますから。

私は次に厚い本を出す時に、違う種類の80キロの紙を選択しました。

その分、表紙の紙は180キロから、220キロへ変更。

しっかり中身を守って欲しいからです。

そして出来上がった本は、厚いのに重くない、軽い仕上がりでした。

中のページに触ると、フカッと優しい、雑誌のような手触りです。

「もっと早く、これにすれば良かった!」

と、後悔しました。

何というか、やさしい感触です。

それでいて、見た目も白くてキレイだし。

これからは、44ページほどの本にも、同じ用紙を選ぶつもりです。

本文も、表紙も。

ちなみに、遊び紙は黒い一択です。

同人誌即売会にサークル参加する前に

「いつか同人誌即売会にサークル参加してみたい。でも今はまだ自信がないな…」

「自分もちゃんと同人作品を作れたら、その時はサークル参加してみたいな」

「実は同人誌即売会に行ったこともない。どんなところなのか知りたいが一人では怖い…」

と思っている人は、

同人に慣れている友達にお願いして、準備を始めてみるのはどうでしょうか。

まず、ネットでもリアルでもどちらでもいいので、

よく同人誌即売会にサークル参加している友達にお願いして、

「売り子」を体験させてもらうことから始めるのをおすすめします。

あなたが多少失敗してもフォローしてもらえる間柄である友達であることが重要です。

「売り子」は、忙しいサークルであればレジのような手早さが必要になり、

交通整理のような臨機応変の対応も必要になるので、

既にそういった要員は確保できていて、

あなたに同人誌即売会を実体験として手ほどきしてくれる友達の

フォローを受けながら、「同人誌即売会」の初体験をしてみることをおすすめします。

同人誌即売会は、通っていい道が決まっていたり、

絶対に走ってはいけなかったり、

荷物の持ち方が人に迷惑かかる持ち方であるといけなかったり、

トイレが臨時に使えないことがあったり、

「行き当たりばったりの参加」ではどうにもならない局面が多々あります。

一般参加にせよサークル参加にせよ、

「同人誌即売会未体験」の人が、一人でいきなり初参加するには

分からないことがたくさんあると思います。

ネットなどで同じ趣味の人を見つけて、同人誌即売会参加の手ほどきをしてくれる友達を作ってみてください。

これもまた交流です。

もしその友達が「今度の即売会でうちの売り子として入ってみる?」と言ってくれたら、

その人と、その人の周囲のサークル、その人を求めてやってくるファン、会場にいる人たちに

迷惑をかけないように気を付ければ、

即売会でたくさんのことが学べるはずです。

同人と二次創作

「同人」とは、言葉の定義が広く、人によって受け止め方がさまざまに異なりますが…

おおむね「自作の同人作品を作り、同人誌即売会に参加する人」のことを指して使われることが多いように思います。

同人作品とは同人誌だけに限りません。

ゲームやCDやアクセサリーや服を自作する人もいます。

同人誌も漫画・小説に限らず、評論本や研究本を書く人もいます。

同人誌即売会は、日本で一番大きな同人誌即売会はコミックマーケットですが、

それ以外にもたくさん即売会があります。

ジャンルごとに存在していたり、地域を代表する即売会もあります。

同人誌即売会に参加する「同人作品の作り手」のことは「サークル」、

作り手ではなく同人作品を享受する側のことは「一般参加者」と呼ばれます。

同人誌即売会は「サークル」と「一般参加者」が直に顔を合わせ、

作品を手渡ししたり感想を伝えあったりできる、交流の場です。

ただ「お金を渡して商品をやりとりする」以上の交流を求めて

みなさん参加されるんだと思います。

同人作品は、「人の作品をベースに自分で翻案した話」を考えて作られた作品を「二次創作」、

そうではない完全自作品(オリジナル作品)のことをこれに対比して「一次創作」と呼ばれます。

「同人」には「一次創作の同人」をやっている人も「二次創作の同人」をやっている人も

どちらもいます。

即売会ごとに

「〇〇の二次創作オンリーの同人誌即売会です!」と決まっている即売会もあれば

「オリジナルオンリーの同人誌即売会です!」という即売会もあれば

「一次創作、二次創作どちらでもかまいません。申し込みの時にジャンルを伝えてくれればこちらで振り分けます」

という一次創作二次創作合同の即売会もあります。

「同人」の一言でどちらかだけを指すものではないのですが、

「同人といえば二次創作のことである」と思っている人も中にはいます。

相手がどういう状況を指して「同人」と言っているのか、

よく考えながら話す必要があります。

イラストだけしか描けないけど同人がしたい!

「同人って、同人誌のことでしょ?

同人誌って、漫画のことでしょ?

私、漫画なんて描けない。

同人をやってみたいけど、私は漫画なんて描けないし、私にはきっと無理だなあ」

と思う方もいるかもしれません。

イラストだけでの同人活動というのもできると思いますよ!

イラストだけで同人活動を行う場合、

まず「一枚のイラストを複製して印刷する」手法、

つまりポストカードやイラスト集を作る手法があります。

それと、アナログ手書きなどでたった一枚の絵を

たった一人の相手に渡す「一点もの」の手法、

色紙作成などの手法があります。

「一点もの」の場合、自分で先に描いておいたイラスト色紙を

即売会の自分のスペースにたくさん並べておくと圧巻です。

ネットで受け渡しする活動方法もあります。

相手からほしい絵の内容を聞いて、それに応じて描く

オーダーメイドな色紙を描くという方法もあります。

それと、グッズ作成という方法があります。

グッズ作成業者にイラストデータを入稿して、

クリアファイル、缶バッジ、アクリルキーホルダー、

マグカップ、スマホケース、シャツなどを作って

自作グッズを作ることも簡単にできる時代です!

自作グッズはイラスト一点で作れる同人グッズなので簡単である反面、

イラスト自体に訴求力が必要でもあります。

また、作成費用も高いですし、

高いぶんあなたのファンが欲しがってくれるかどうか

見極めが難しいところでもあります。

(※二次創作ではグッズ作成を強く禁じているジャンルもありますので注意してください)

イラスト集同人誌にせよグッズにせよ、

「あなたのファンが本当にほしがってくれるかどうか」

はファンとの交流、あなたの同人作品の見せ方の手腕にかかわってきます。

せっかくの同人なのですから、

自分の作った同人作品をきっかけに、

友達やファンと交流や理解を深めたいですよね。

あなたのイラストで作った同人グッズで

他の人にも満足してもらえるものを作りましょう!

みんなの知らない同人誌の世界

同人誌と聞くと、オタクの本や大人向けのものを想像してしまいがちです。

しかし、本当は多岐に渡って取材をしたことをまとめた本や、漫画家を目指している人たちが描いたプロのようなアマチュアが出している本など、いくつものジャンルがあります。

今回は取材タイプの同人誌についてちょっとだけ知ってみようと思います。

取材タイプの同人誌は、スイーツや旅行記、体験記など多様な種類があります。

特に食や旅行などについては、アマチュアのガイドブックみたいなもので、地域によってはご当地の同人誌があります。

穴場や地元情報などは、もしかしたら地方の同人誌の方が充実した情報量かもしれないです。

また自分の好きなものを好きなだけ書けるとあって、近年注目されているジャンルでもあります。

一方体験記は、その人が体験した稀な出来事だけではなく日常の笑えるようなエッセイもあります。

例えば体験記であれば、職業体験記なんかもあるんです。

自分の体験した職業で出会った様々な出来事やハプニング、風習などを風刺してもよし、面白くギャグ漫画にするもよし、

フィクションとして扱えばある程度誇張して描くもよしです。

なので、作家さんに「どんな作品ですか?」と聞いてみるのも面白いところです。

エッセイはまた角度が違っており、日常の事を色々と自由に書けるのです。詩にするもよし、絵にするもよしです。

意外と身近に感じてきたところで、自分でも本を出してみませんか?

最近は様々な印刷所で少部数印刷サービスを始めたところも増えてきました。

特殊な用紙に特殊な裁断もあるので、自分だけの一冊が制作しやすくなっています。

ぜひ、このブログを参考に一冊作ってみてはいかがでしょうか。

昔の反省を糧に、早割入稿。

私は以前は、時間にルーズでした。

もちろん、同人に関しても。

むしろ、ギリギリにやってこそ同人活動というような、誤ったイメージを持っていました。

始めるのが遅いから、もちろんギリギリ入稿。

悪い時には、割り増し料金で印刷を頼んだりして。

でも、実生活で早め行動にして、同人でも余裕を持って描くようになりました。

なぜなら、せっかちで心配性になったのが大きいです。

早め早めで、イベントの1ヶ月前入稿を目標に描くようになりました。

あと、イベント当日に本が届かなかったら、どうしよう……と!

実際、まれにそういうことがあると聞きました。

ただし、極悪ギリギリ入稿だと、向こうも大変で手違いがあったり、搬入間違いが起きるのも分かります。

イベント前の繁忙期は、地獄のような忙しさでしょうし。

ならば早めの閑散期ならば、印刷も搬入も丁寧にやって頂けるのでは……。

もし何か手違いがあっても、日数に余裕があれば、取り返しがつきます。

実際一度、私のミスで左とじ入稿で申し込みしたことがありました。

幸い間違いが発覚し、追加料金を払って、やり直して頂くことが出来ました。

追加の6千円は痛いけど、心血注いだ新刊が机に無いほうが、もっと辛いです。

自分自身のミスですし……あれも、イベント3日前入稿だったら、間に合わなかったでしょうし。

また搬入ミスが怖いので、私は一度自宅へ届けて貰い、自分で既刊と合わせて発送します。

そうすれば、ゆっくり新刊の内容チェックが出来ます。

それに何冊か手持ち搬入すれば、荷物が届かなくても最悪、数冊は並べられます。

実際、一度それで助かりました(荷物受け取り時間に間に合わず)。

何事も、早めが一番。

印刷所の方の為にも、自分の為にも。

これからも、早め入稿を心がけます。

同人活動をはじめて自分の作品をみんなに見てもらおう!

絵を描くのが好きだとか、ストーリーを考えるのを楽しみにしているとか、創造力のある趣味を持っているなら同人活動を始めてみてはいかがでしょうか。

同人活動とはアマチュアの立場で自分の作品を作り、公開する方法のことです。

プロの漫画家や小説家の立場でなくても、作品さえ作れるなら誰でも参加できるのがメリットです。

年齢制限などありませんし、学生さんから年配の方まで、たくさんの人が作品作りを楽しんでいます。

必ずしも複数のサークルで活動する決まりはなく、1人だけで活動する個人の同人サークルもたくさん存在します。

同人活動で作品作りの定番なのが、印刷所の利用です。

まず、自分で漫画や小説の原稿を作り、その原稿を印刷所へ送って本に仕上げてもらいます。

印刷所の利用はとても簡単で、ネット上で見つけられます。

普通の印刷所よりも、同人誌印刷をアピールしている印刷所を利用するのがおすすめです。

少ない注文数でもリーズナブルな料金設定にしていたり、同人のニーズに合わせた特殊加工を提供していたりする印刷所が多いからです。

はじめて同人誌を作るのであれば、最初は少ない注文数に抑えるのが良いでしょう。

最初のうちはあまり多くの部数を売る実力を持っていないと思いますので、控えめな注文数に抑えると少ない費用でリスクの低い同人活動を始められます。

同人誌が出来上がったら、販売する場所を考えます。

昔ながらの販売方法として有名なのが同人即売会です。

全国各地で定期的にイベントが開催されますので、イベントの資料を取り寄せ、申込みを終わらせましょう。

ほとんどのイベントが有料なので、参加費を用意してください。

身近で同人即売会のようなイベントが開催されない場合は、ネット通販で同人誌を売る方法もあります。