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【絵の練習】

 絵をうまくなるためにはやはり、絵を描くことです。
 いわゆる漫画絵と、たとえば洋画は基本的には同じですが、実際はまったくの別物で、いくら洋画の絵がうまくても、漫画の絵がうまいとはかぎりません。
 画力という言葉はよく使われますが、なにより漫画の絵で重要なのは、上手下手ではなく魅力的なことです。
 画力が高い=魅力的な絵、ということではありません。
 ただし、絵として基本的な部分はやはり共通しています。
 ですから、たとえば高校生ならとりあえず美術部に入って顧問の先生などに教えてもらいながら絵を描くことで、その基本的な部分を学ぶこともできます。

 絵の基本、と言っても一言で片づけられる問題ではないのですが、あえてポイントを上げるなら、「形と陰影と遠近」です。

 まず、ものの形をまずしっかり描くこと。
 次にものに当たる光を見て、その光で明るい部分と影で暗い部分を描き分けること。
 最後に、ものとものの位置関係、遠くにあるものと近くにあるものの関係を描くこと。

 絵の種類で言えば、人体デッサン、静物画、風景画などが、これらの基本を学ぶことのできるものになります。
 絵画ならば色彩も重要ですが、漫画は基本的には白黒ですので、ここでは省きました。

 それらの基本を、学校の美術部や、美術系の学校ではしっかり教えてくれますので、学びたいと言うことであれば、利用するのもよいでしょう。
 ただ、あくまでも絵画は絵画です。

 美術部などに入らずに絵の基本を習得するのに便利なのは、本屋などで無料で配布している、通信販売のカタログです。
 それに掲載されている人物や家具や生活雑貨などの写真を見ながら、ノートなどに鉛筆やペンで描いていきます。
 形・陰影・遠近などのポイントを、押さえつつです。

 その人自身の素養にもよりますが、通販カタログの2、3冊でも描けば、絵の力はかなり上がるはずです。
 もちろん、多少雑にやったとしても、かなりの時間がかかります。何時間という単位ではなく、何ヶ月という単位で、です。
 それをやれる人はやった分の画力を手に入れることができるでしょう。

 絵画の本道からいくと、上のようなやり方は邪道ですが、絵はがきを油絵にして後世に名を残した画家もいるくらいなので、漫画を描くための画力にはあまり細かいことを言う必要はないでしょう。

 もちろん画材店などで販売されている人体デッサンの基礎を学べる書籍なども、参考にするとより良い結果がでるはずです。


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