【ペン入れ】
○枠線
順序はいろいろあるものの、ペン入れの前に枠線を描いておく人は多いです。絵を描く範囲がわかりやすくなるからでしょう。
枠線は、もちろん普通のつけペンでもいいですし、普通のマジックなどでも描けます。
ただ作業のやりやすさなどの理由から、0.5~1.0ミリくらいのミリペンで描いている人が多いです。
カラス口という、枠線のように一定の幅の線を引くためのつけペンの一種もありますが、使っている人はあまりいません。
○ペン入れ
ペン入れで大事なのは、細心の大胆さ(ちょっと矛盾してます)です。できるだけ丁寧に、勢いよくペンを入れましょう。
……と言っても、そう簡単にできることでもありません。
つけペンやミリペンの描線は、普段使っているメカニカル・ペンシルや鉛筆とは全く違うものです。
使い始めのうちは、きれいな線が引けなかったり、線がふるえたり、ペン先が紙に引っ掛かったりすると思います。
本当につけペンに慣れるためには、最低でも数十枚はちゃんとした漫画原稿を仕上げなければならないでしょう。
主に使われる、Gペン、カブラペン、丸ペンなどそれぞれに癖がありますから、人に教えてもらってどうこうできる、というものではないのです。
使ってみて、自分にあった使い方を学び取るのが一番良いでしょう。
まさに「習うより慣れろ」です。
基本的に、つけペンというものは一定の方向の、一定の角度の範囲にしか線を引けないペンです。
ですから、原稿で普通きれいに描けない方向へ線を引きたいときには、原稿用紙の方をまず回転させます。
また長い線を引く場合は、手首で描かずに、腕全体で描くようにすると、きれいな線が描きやすいでしょう。
良く主線に使うGペンなどは、せいぜい原稿5枚くらいペン入れに使えば、ペン先の質が劣化してしまいます。
基本的に使い捨てという意味では、あまり経済的だとは言えない描具です。
寿命をのばすには、一番素直な角度でペンを使うことや、筆洗を用意しておいて早め早めに水で洗ってさびないようにちゃんと拭く、を実践してインクが固着するのを防ぐなどの方法があります。
それでもやはり、つけペンには寿命がありますから、使えば使うほどペン先が広がって線が太くなりますし、ペン先が乱れて線が引きづらくなります。
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