【ベタとホワイト 】
○ベタ
漫画では、黒い部分をベタ、また黒く塗ることをベタを塗るといいます。「インクをべた塗りにする」というようなことから来ているのでしょう。
ベタの部分に、普通の筆でインクや墨を塗るという方法もありますが、いろいろ短所が多いので、筆ペンなどを使った方が作業が早く、簡単です。
筆ペンにもインクや穂先の質などでいろいろな種類があります。使いにくければメイカーごとに試してみてください。
太いものと細いものがあると、便利かもしれません。
筆ペンのインクは基本的に水性なので、水性のホワイトなどを使うと水分でにじんでしまい、消すのは難しくなります。
また、修正したあとなどには油性マジックなどでないとベタは塗れません。
すごく細かいところは、極細の筆ペンを上手に使ったり、ミリペンで仕上げたりします。
逆に太いところは、極太のマーカーなどが使えます。
ただ油性ペンは、少しインクがにじむところがありますので気をつけてください。
ベタを塗った部分は、少々黒さがムラになっていても、あまり問題はありません。消しゴムをかけたあとに薄さが特に気になるようなら、インクを足しておきましょう。
髪の毛など、あとから光の反射の処理をホワイトで入れる予定のベタ部分は、ベタとホワイトの相性を先に確認してみた方がいいでしょう。
○ホワイト
修正や、白インクを使った効果を出します。
ペン入れの際に描き間違ったところにベタを入れてしまうとひどいことになりますので、ベタの作業の前には最低限の修正はやっておいた方がいいようです。
もちろんトーンなどと関係する効果などは、後回しにします。
キャラや描き文字の輪郭を白抜きしたりするのには、ポスターカラーやアクリル絵の具の白を、面相筆などの細い筆で使うと便利です。
少し水を多めにして薄め、トーンの上からホワイトを塗ることで、微妙な表現を印刷の結果に出すこともできます。
トーンの上からホワイトの効果をかける場合は、アクリル絵の具などが固着性が強いのでおすすめです。普通の水彩絵の具ではできません。
修正した上からトーンを貼ると、印刷時に修正のあとがトーンの模様に影響を与えてしまい、結果的に修正のあとまで印刷されてしまうということがあります。
上からトーンを貼る箇所をどうしても修正しなければならない場合は、ページ全部を描き直すか、そのコマだけを切り取りそこに同じサイズの当て紙をして描き直します。
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